その１．東北地方＿青森県＿小川原湖〜横浜海岸
日本の梅雨といえば、ウインドサーファー的にはよくない季節。何せ、風が吹かない。
ところが、東北地方では、オホーツク海高気圧がどーんとはりだせば「 やませ 」という季節風が吹くという。これは、行かなくっちゃということで、友人とはるばる青森県まで、なぜか一人一台ずつ、愛車で東北道を北上した。
日程は週末の２日間。金曜日の夜に宮城県仙台市を出発した。ここからなら・・・と思ったものの５００ｋｍの道のりはなかなか遠かった。仮眠をとりつつ、東北道の終点まで行き、そこから、太平洋側へでた。八戸をめざし、そこから、小川原湖へ。
そこへ行けば、風がびんびんに吹いて、いるはずだったのだけれど。
あいにくその日は風がなく、湖岸にあるウインドサーフィンのショップのスタッフの方も、「今年はあんまり、吹かないんだよねぇ。」といっておられた。
ショック〜。
でも、せっかくきたのだからと、共に手持ち最大サイズのセイルと板をだして、きれいな湖に浮かべた。セイルアップをしたりしながら、のんびりウインドサーフィンを楽しんだ。
夜は三沢の公衆浴場のようなところへいって、湖のそばに車をとめて車泊。かろうじて私の車の方が大きかったため、私の車に二人で頭を合わせて、一列になって寝た。かなり笑える光景だったと思うけれど。
翌日は気を取り直して、外海へ。
ＮＨＫ朝の連続テレビ小説にも登場した、大間海岸。有名なのはマグロだけでなく強風も。
ここで乗りたかったのだけれど、二人ともウインドの腕に自信がなく、誰もいない、オンショア、テトラ＆岸壁が迎えてくれる大間海岸で乗るのは無謀かなーと思い直し、横浜という海岸を教えて貰ったのでそこへいくことにした。
東北出身の友人は今日はあついねーという。気温２５度。８月だというのに。
海にはサーファーの姿。ドライに着替えて私もサーフィンを楽しんだ。
脇には地元の女性がビキニで水と戯れていました・・・寒いって！
お目当てのやませには出会えませんでしたが、仲良しの友人と一緒の旅はとっても楽しかった。
帰り道は二人とも節約のため、下道で一路宮城県へ・・・のはずが、国道４号線は盛岡をこえると片道２車線も３車線もあるような「国道」らしい国道なのだけれど、青森県から岩手県の盛岡に入るまでは片道１車線の「普通」の道。しかもくねくねしていて・・・。２台の車がつながって走るのだけれど途中で道に迷って、先頭を交代して引き返し、また走っては引き返し、の繰り返し。相当時間がかかってしまった。今みたいにＥＴＣとか夜間割引とかあれば、私達も高速道路が使えたのになー。
早くに青森県を出発したのに、宮城県に着いたのは深夜になってしまいました。
いつか、「やませ」に乗りにまた、青森県に行きたいなー。十三湖も吹くみたいだし。
別の時にふらっと、青森県に住んでいる職場の上司のお宅を訪ねたことがありました。
１泊２日の短い時間で、おいしい海の幸、山の幸をたらふくごちそうになり（念願のいちご煮も！）、山内丸山遺跡を観て歴史の香りを楽しんだ後、奥入瀬〜十和田湖で美しい景観を堪能し、ねぶたの里でプチねぶた体験もさせてもらって、最後に八甲田山を散策。
とても２日間とは思えないほど素敵な経験をさせて貰いました。
上司のご家族もとっても素敵な方でした。
夏に行ったので青森県の夏の顔しか知りませんが、本当に素敵なところだなぁと思いました。北海道をぎゅっと圧縮したような感じで、海も山も湖も町も近くて。冬は雪が多くて大変だとは思いますが、まずは、夏の青森から、みなさんも出かけてみられてはいかがですか？