その１１．スペイン グランカナリア２００８
「大西洋のスペイン」といわれるカナリア諸島への旅も三回目。
初めての時はあまりの遠さに参りつつも、何もかもが新鮮で驚きの連続でした。
しかも、頼んでいたハワイからの道具の到着は遅れ、最終日には逆にウインドサーフィンの板を盗
まれるというハプニング付き。
２回目は、少し慣れたものの道具の到着が遅れて、大会初戦にはレンタルギアでエントリー。
そして滞在中に気管支炎にかかり、日常生活すら困難なほど苦しむことに・・・。
そして、今回３回目にして初めて、大きなトラブルもなく、荷物の遅延もなく、しかも現地在住の日本人の友人ができるという嬉しい出来事までありました。
日本でちょっとしたトラブルがあったので、思い切った長期休暇を取得して早々と現地入りした私。しかも出発直前までいつもは仕事をしているのですが、今回はしっかり日本でも休養してからの出国。順調にグランカナリア入りした私は、予約していたレンタカー会社が空港からなくなっているのに呆然としつつ、他のレンタカー会社の方のアドバイスでそこで車をかり、一路ホテルへ。
前回２回はキッチン付きのコンドミニアムに滞在していましたが、今回は大会のあるポッゾ近くのホテル。すぐに分かるだろうとグーグルアースの地図を持って出発。しかし、いくら探しても見つからない。何度も拙いスペイン語と英語で道路に駐車するときの案内係りの方からその辺にいるおばあちゃん、他たくさんの人にきいてみると「あぁ知ってる、すぐそこよ。」と言われるがわからない。ホテルのフロントに聞いてもわからない。２時間近く３本くらいしかない通りを行ったり来たり。
焦りまくっているとようやく、ホテルの看板が目に飛び込んできて、無事にチェックインすることができた。
ホテルは大変快適で、なんとバスタブ付きでした。
到着して、お風呂に入り、ベッドにダウン・・・。
翌日も、日中は風がなかったので、近所のスーパーマーケットで買い物をしてリラックスして過ごす。
その後は、大会が始まり、練習、ウエイティングの毎日。
練習中にセイルを破るトラブルもあったが、ビーチフロントのお店に頼むと１日で修理を仕上げてくれた。
そう、ポッゾにはウインドサーフィンに必要なものが全て揃っている。
自然、サポート環境、温かい人々。
ポッゾに来られて良かった。ここは最高、パラダイスだ！
そう思いました。
大会の結果は納得のいくものではありませんでしたが、少しずつ自分本来のライディングが出来るようになってきたので、焦らず挑戦をしていきたいと思います。
どうか、皆様長い目でみて、応援して下さいね。
今回はすごくよく風が吹いてくれ、３．０㎡のセイルを使ってもオーバーなほどでした。
大会最終日には、セッションがあり、（私は見学しましたが）ヘリコプターが撮影するほどの盛り上がり。PWAの大会だっていう感じですよね？いつかは私もあの場所に居たい、きっと行くんだ、と思いました。
そして、滞在最終日には初めて首都のラスパルマスにバスで出かけ、現地に滞在している日本人の方に観光案内をしてもらえることになりました。
彼女とはMIXIを通じて知り合い、会うのは初めて。
それなのに快くガイドを買って出てくれました。
ラスパルマスのバスセンターで待ち合わせしてまずは歩いてカテドラルへ連れて行ってもらい（写真左）街を散策しながら、カナリア様式の建物について解説してくれました。（写真右のバルコニー）これは次の観光地でもバルコニー部分の飾りなんかが販売されていました。（荷物の都合で購入できなかったけど・・・）
そして、バスに乗って民族舞踊のショーをしているレストランのある公園へ。民族衣装を身にまとった男女がかわいい踊りを見せてくれます。こちら、食事しなくても無料で見られるとあって週末ということもあり、他の現地在住の日本の方にも偶然出くわし紹介していただきました。ここにお土産屋さんがあり、カナリア特産の刺繍（これはめずらしい糸を抜く技法で作られるそうですｂｙ友人）、また、カナリア様式のバルコニーの模型、カナリア諸島（各島で民族衣装が全く違う）を身につけたお人形やカナリア様式の陶器のおうちなどなど。私もいくつか手頃なものを入手しました。
その後、もう一人の友人と合流して浜辺を散策。人気のカフェで昼食。
浜を見ながら、カナリア料理を堪能。素朴なものでしたが、日本人の口にもあうものばかり。
ジャガイモの素揚げ煮イカリングフライ、獅子等の素揚げ。どれにもモジョやオリオリのカナリア特製のソースが添えられていて飽きずにたくさん食べられる。
ラスパルマスの浜は、ポッゾのビーチしか行ったことのなかった私には、砂浜が続いていてとっても新鮮に眼にうつりました。サーファーの姿もたくさん見られ、まったく違ったイメージ。日光浴を楽しむ方の姿もたくさん見かけられました。
食後のデザートにアイスクリームを食べて、おしゃべり。
最後はデパートに連れて行ってもらって、デパ地下でお勧めグルメを教えてもらい、お土産に買いこむ。
モジョのソース、コーヒー、チョコレート、インスタントパスタ等々。
オーバーチャージの関係でたくさんは買えなかったけれど、いつも行っているカルフール（スーパーマーケット）とは品揃えが違うのでとっても楽しめました。
カナリアの新しい一面を発見でき、ますますカナリアの魅力のとりこになってしまいました。
来年も来られますように・・と誓って日本への帰途についたのでした。
日本からは遠い場所ですが、ハワイやサイパンとは全く違った魅力を持つ島「カナリア諸島」へあなたも出かけてみませんか？
かくいう私も「グランカナリア」しかまだ知らないので、いつか他の島にも是非是非行ってみたいと思います。