その１．関西地方＿滋賀県＿新海浜
ウインドサーファーの間ではとっても有名な、「新海浜」。
言わずとしれた、関西きっての「ウエイブゲレンデ」です。
湖で？と思うなかれ、対岸も見えないような琵琶湖はまさに「うみ」のような存在で、ひとたび風が吹き出すと、すぐに腰サイズの波がたつのです。
私は、滋賀県出身で高校を卒業するまでは地元に住んでいましたが、そのころはウインドサーフィンをしていなかったので、琵琶湖といえば、湖水浴にミシガン（観光用の船）。鮎に鮒、ごりといった幸。
東京に住んでいるときにウインドサーフィンを初体験し、関東地方でウインドサーフィンを始めた私にとっては、琵琶湖は未知の場所でした。
たまたま、転勤で大阪に住むようになり、初めて、琵琶湖にウインドサーフィンをしに行きました。
その日は、天気予報が大当たりのとてもよいコンディションで、しかも土曜日ということもあり、本当にたくさんの「ウインドサーファーが集まってきてびっくりしました。
湖特有のピッチの狭い腰波。オンショア。湖なのに、私は波のたつ場所でぐるぐるに巻かれてしまいました。
でも、遠浅だから大丈夫。
ビーチフロントにウインドサーフィンのお店もあり、公衆トイレや水場もあり、夏や休日には有料になりますが、駐車場もたくさんビーチの真ん前にあります。
セイルサイズにして５．８㎡で乗れるぐらい風が入ると、バックサイドエアーが楽しめるコンディションにすぐになります。
まったく風が吹かないと、湖なので、泳ぐくらいしかすることなくなっちゃいますけれど。
つりをする人には別の楽しみ方もあるかもしれませんね。
何せ、淡水なので、ウインドサーフィンの後べたつくこともないので、家族で夏は湖水浴がてら、バーベキューして、風が吹いてきたら、ウインドサーフィン、なんていうのも素敵ですね。
ただし、冬は水も気温も下がるため、地元の人も大体は１２月～３月までは外海に乗りに行くようです。
中には一年中、琵琶湖、という強者も居るようですが。
春先は、山からの雪解け水が冷たいので、ドライスーツにグローブ、ブーツもあったほうが一日中楽しむには適しているかもしれません。
他にもたくさん、琵琶湖にはウインドサーフィンに適した浜があります。
それぞれ、風向きや気圧配置で使い分けるようですが、それはまた別の機会に紹介したいと思います。
新海浜は、秋口に中国大陸からの高気圧が日本海に張り出してきたときに、北西の風がばっちり決まる場所です。（他にもコンディションがよくなる気圧配置はあります）新海浜としては、北西から北北西、もしくは西北西までが風の入りとしてはよいのですが、少し、移動すれば、浜の向きや地形の違いで乗れる場所はたくさんあります。
是非、一度「日本一の湖」でウインドサーフィンを堪能してみてください。
勇気のある人は、鮒寿司にも是非、チャレンジしてみてください。