その３．関東地方＿山梨県＿本栖湖
初めて本栖湖へ行ったのは、当時通っていたウインドサーフィンショップの合宿でした。「会社さぼってウインドしよう」なんてネーミングのイベントに参加することになりました。初心者を集めて、それこそ、ジャイブの特訓というところ。
２トントラックをレンタルして、みんなの道具を満載し、（何せ初心者ばかりのため、道具が当時のオールラウンドボードというもの。サイズは約３メートル２０センチから３メートル４０センチ程度。重さも軽く２０キロ近かった。）参加者の車にみんなで相乗り。いざ江ノ島東浜から、本栖湖に向けて出発しました。私も愛車のインテグラに３人の友人を乗せて出発。一番びっくりしたのは大人が４人も乗ると、一人で運転しているときと違い坂道で全く加速しないこと。アクセルべた踏み状態でした。
そんな中、楽しく本栖湖へ到着。初めての淡水湖に、体が沈むーなどとはしゃぎながら、ジャイブ（風下回りの方向転換）やタック（風上回りの方向転換）を練習。
夜はバーベキューをして盛り上がり、私は案の定すっかり酔っぱらってしまいました。
近くの宿泊施設を借りていたので、仲良しの女の子同士でおしゃべりするのも
修学旅行みたいでとっても楽しかった。
次の日も午前中は吹かないため、気温が上昇してサーマルウインドが吹いてくるまでの間、隣の岸まで泳ぐことにする。真夏といえども、湖水温はかなりひくく、ひんやりしていてとても気持ちがいい。
「元気だねー。」と友人にあきれられつつ、せっかくの旅を満喫。
午後からはマークをうって、レースが行われた。
なにせ、初心者ばかりで、マークを回ることなど初めて。
風も弱い。
わいわい言いながら、マークを大回りして、たくさん沈もして、無事にレースは終了した。
お天気のよい夏の日なら、大抵午後から、サーマルウインドが吹きあがり、フラットウォーターでのウインドサーフィンが楽しめる。
私もスラロームの板に乗っていた頃、レイルジャイブの特訓に何度となく足を運んだ。
昨年、１０年ぶりに本栖湖で乗った。
久しぶりの本当のフラットウォーターはとても新鮮でした。
本栖湖なら安全だからと１０年ぶりにウインドサーフィンを再開したという方とお話ができた。
それってとても素敵なことだなと思った。
家族や友人とわいわいバーベキューもでき、久しぶりにウインドサーフィンを楽しむきっかけまで作ってくれる。
都心からも近く、さすがに春から秋までのシーズンがメイン（水が冷たい）ではあるが。
近くには他にもたくさん湖がある。
いずれにしても一般のお客さんやその土地を大切にしてる地元の方がたくさんいらっしゃる。
ルールを守って、楽しくウインドサーフィンして、あなたもウインドサーフィンの魅力をアピールするのに一役買ってみてはいかがですか？